EMC、中堅・中小向けのストレージ新モデルとデータ保護製品群発売

ストレージ新製品の「VNXe3200」「Data Domain DD2200」とデータ保護ソフトウェアスイートの「EMC Data Protection Suite」などをリリースした。

» 2014年06月04日 14時36分 公開
[ITmedia]

 EMCジャパンは6月4日、中堅・中小向けストレージ「VNXe3200」と「Data Domain DD2200」、データ保護ソフトウェアスイートの「EMC Data Protection Suite」を発表した。同日から出荷している。

 VNXe3200は、マルチコア最適化の「EMC MCx」やパフォーマンス高速化の「EMC FAST」など大規模向けモデルの機能を搭載したエントリーモデル。従来の「VNXe」モデルに比べて性能を約3倍に向上させたといい、100台以上の仮想サーバや仮想デスクトップの稼働に最適だとしている。

VNXe3200

 Data Domain DD2200は、バックアップやアーカイブなどデータ保護向けのストレージで、最大860テラバイトの論理容量を保護できるという。I/Oモジュールでは1/10Gイーサネットや8Gbファイバチャネルを増設でき、Webベースの管理ツール「Data Domain System Manager」やSSHベースのコマンドラインインタフェースを利用できる。

 ストレージ製品の価格(税別、最小構成)はVNXe3200が126万5000円から、Data Domain DD2200が220万円から。

 EMC Data Protection Suiteは、ソフトウェア製品のAvamar 7.1やNetWorker 8.2、Data Protection Advisor 6.1 SP1で構成され、製品単体でも購入できる。Avamar 7.1はData Domainとの統合でバックアップ環境の統合や災害対策におけるレプリケーションでの効率性を高められた。NetWorker 8.2ではIsilonやVNX、NetAppアレイに対応したNAS環境でのスナップショット管理が可能になっている。Data Protection Advisor 6.1 SP1ではアーキテクチャが刷新され、小規模から大規模環境まで柔軟に利用できるという。

 このほかData Domain製品のOS(Data Domain Operating System 5.5)やVPLEX、RecoverPointの最新版もリリースする。Data Domain Operating System 5.5ではOracle、SAP、IBM、Microsoft製品のサポートが強化され、アプリケーション管理者がバックアップ/リカバリをできるようになった。VPLEX およびRecoverPointでは異なる環境でも継続的な可用性やディザスタリカバリ機能などを提供するとしている。

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