Apple、ソーシャル地図検索サービス企業を買収

Appleが買収したSpotsetterは、ユーザーの友達のツイートやチェックインのデータを反映したお勧めスポットを地図上に表示するソーシャル検索サービスだ。

» 2014年06月09日 07時13分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleが、ソーシャル地図検索サービスの米Spotsetterを買収した。米TechCrunchが6月6日(現地時間)に報じた。

 Spotsetterの公式ブログには1週間ほど前にサービスを終了するというお別れメッセージが表示され、最近になって共同創業者、ジョニー・リー氏スティーブン・ツェー氏のLinkedInプロフィールの現在の職場がAppleに変わった。

 Spotsetterは、お勧めスポットを検索するサービス。Twitter、Facebook、Foursquare、Instagramなどのソーシャルサービスでのユーザーの友達の投稿データと、YelpやZagatなどのレビューサイトのデータに基いて検索結果を提示するのが特徴だ。iOSおよびAndroidアプリを公開していた(現在は削除されている)。

 pointset PointsetterのiOSアプリ。友達がチェックインした場所や評価が地図上に表示される

 最高技術責任者のツェー氏は米Google出身で、Google Mapsのインフラチームに所属していた。同社の技術はiOSのマップに生かされるのかもしれない。また、同社は3カ月前のブログで、Google Glassをはじめとする様々なウェアラブル端末向けのアプリ開発について語っており、Appleで今秋にも発表するとうわさされているiWatch向けのアプリを開発するのかもしれない。

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