PFU、マルウェア感染端末を遮断する新製品発表

富士通研究所が開発した検知エンジンを搭載してマルウェア感染端末を自動的に遮断する「iNetSec Intra Wall」を発売する。

» 2014年06月11日 17時40分 公開
[ITmedia]

 PFUは6月11日、ネットワークセキュリティの新製品「iNetSec Intra Wall」を発表した。ネットワーク内のマルウェアによる通信を監視し、感染端末を自動的に遮断して被害を抑止するという。10月に発売する予定。

 新製品はネットワークのセグメントに設置するiNetSec Intra Wallセンサーと、同センサーを管理するマネージャーで構成される。センサーには富士通研究所が開発したマルウェア検知技術が搭載され、マルウェア特有の通信の振る舞いをリアルタイムに監視する。不正な通信を検知するとマルウェア感染端末をネットワークから隔離して、攻撃につながる通信や外部への情報の漏えいを遮断する。感染端末を隔離せず、管理者やユーザーにアラートを通知して対応を促すといった運用もできる。

利用イメージ

 また、管理者が指定したアプリケーションの通信を監視して、そのアプリケーションを利用する端末を遮断することも可能。同社では禁止アプリケーションを容易に指定できる辞書データも提供する。

 製品価格はiNetSec Intra Wallセンサーが32万円(最大16VLAN)。また、年間利用ライセンスとしてVLAN数に応じた年額制の「iNetSec Intra Wallセグメントライセンス」と保守費用も必要となる。セグメントライセンスは10VLANまでの場合で年間52万円など。

 新製品はサイバー攻撃などによる情報漏えいなどの対策として、特にマルウェアがネットワーク内部に侵入した後の対策を担うものになるという。

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