紙版Computerworld、47年の歴史に幕

IDGが1967年6月に創刊したIT業界誌「Computerworld」が6月23日発刊号を最後に47年の歴史に幕を下ろす。創刊号の一面の見出しは「COBOLとRPGは新言語に駆逐されるか」だった。

» 2014年06月23日 10時39分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 computerworld 創刊号

 米International Data Group(IDG)は6月19日(現地時間)、1967年6月創刊の紙版のIT業界誌「Computerworld」の最終号を23日に発売すると発表した。この号で同誌の47年間の歴史に幕を下ろす。

 Computerworldのスコット・フィニー編集長は公式ブログで、「これだけ長く持ちこたえたものを失うのは悲しいが、先人たち同様にわれわれもメディア業界の自然な進化の流れの一部になるということだ」とし、「Computerworldは紙からデジタルに移行する」と語った(デジタル版Computerworldは1996年から運営されている)。

 電子版は今後も存続し、それとは別に8月からタブレット向けデジタル雑誌版のComputerworldの提供を開始する計画。

 紙版のComputerworldは、企業のIT管理者向け情報誌として創刊され、日本語版を含む多国語版が提供されていた。日本語版の月刊誌は2010年10月に休刊になっている。

 Computerworldの創刊号(1967年6月21日付)は全8ページで、1面の記事タイトルは「COBOLとRPGは新言語に駆逐されるか」だった。

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