技術商社の高千穂交易は、事業継続計画(BCP)強化を目的基幹システムおよびバックアップシステムの再構築を実施。バックアップ環境のTCO削減をはじめとするさまざまな効果を生んだ同社の取り組みを見ていこう。
エレクトロニクスを中核とした技術商社である高千穂交易では、2010年4月に基幹システムを「SAP R/3」から「SAP ERP」に移行。さらに8月ごろから、事業継続計画(BCP)強化を目的に、バックアップ環境の再構築を実施している。
旧システムでは、基幹システムやファイルサーバのデータをテープにバックアップし、別の場所で保管していた。データのリカバリはそれほど大きな作業負荷ではないが、システムのリカバリは、物理サーバを用意してOSやアプリケーションなどをセットアップし、さらにデータを戻さなければならない。そのため、障害発生前と全く同じシステム環境を実現することは、時間的にも作業的にも非常に困難だった。また、バックアップ時間も課題の1つで、ファイルサーバは1日かけてもバックアップ作業が終わらないこともあったという。
テープバックアップが既に限界が来ていると感じていた同社は、どうやってこの課題を解決したのか。同社が基幹システムの再構築と同時に実現したBCP強化のためのバックアップシステム構築の全貌に迫る。
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