イーサネットスイッチの市場規模が過去最大に IDC調査

IDC Japanは、国内イーサネットスイッチ市場の2013年の実績と予測を発表した。

» 2014年07月03日 13時38分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは7月3日、国内イーサネットスイッチ市場の2013年の実績と予測を発表した。2013年の同市場は過去最大の規模にまで成長したという。

国内イーサネットスイッチ市場 出荷ポート数/エンドユーザー売上額実績、2000年〜2013年(出典:IDC Japan) 国内イーサネットスイッチ市場 出荷ポート数/エンドユーザー売上額実績、2000年〜2013年(出典:IDC Japan)

 調査によると、イーサネットスイッチ市場全体は、クラウドやモビリティの拡大によって、データセンター向けやLTE(Long Term Evolution)サービス提供設備を中心に大きく需要が増加。前年比で17.9%と成長し、過去最大となる2073億1200万円の市場規模に達した。

 それに伴い、2013年の企業向けイーサネットスイッチ市場は、前年比成長率9.2%で1353億200万円、通信事業者向け市場は、前年比成長率40.3%で707億300万円になった。

 ベンダー別では、シスコシステムズ、富士通、日立金属、NECが高成長を達成し、特に富士通は、通信事業者向けで大きく売り上げを拡大、シェアを6ポイント以上伸ばした。

 今後の国内イーサネットスイッチ市場は、2013年に拡大した市場規模を2018年まで維持し続けるとIDCはみている。2013年〜2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は1.5%、企業向け市場については同2.4%と予測する。通信事業者向け市場はマイナス0.2%としている。

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