企業ソーシャル市場は年率約40%で拡大

IDC Japanによれば、ワークスタイル変化によるソーシャル技術を多用したコラボレーション需要などが市場拡大をけん引する。

» 2014年07月31日 11時22分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは7月31日、国内ソーシャルビジネス関連市場の調査結果を発表した。2013年の市場規模を前年比56.3%増の75億9600万円と推定している。

 調査では同市場を、「コラボレーション」「CRM」「ERM」のソフトウェア市場のうちソーシャルネットワーキング技術にかかわる14の機能分類を抽出し、各分類の市場での利用状況を踏まえてそれぞれ一部を取り出して、合算したコンペティティブ市場と定義している。

 また、同社の過去の調査で企業内ソーシャルネットワーキングシステム活用は、「特定の部署やプロジェクトでの利用」とした回答者が多く、利用目的も「プロジェクトの進捗/リソース管理」が最多だったという。「アイデアやナレッジの共有」「テーマが定まらない質問の共有」「社員間の日常的なコミュニケーション」などが続いていた。

 こうした結果を踏まえ、2014年以降の同市場は、企業のワークスタイル変化によるソーシャル技術を多用したコラボレーションや、プロジェクト管理/マーケティング/人事管理/調達の各分野でのソーシャルネットワーキング技術の活用が進むと予想する。2013〜2018年の年間平均成長率を39.8%としており、2018年の市場規模は405億8600万円になると予測している。

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