IDC Japanの予測によると、国内ICT市場における2013年〜2018年の年間平均成長率はマイナスとなっている。
IT専門調査会社のIDC Japanは8月8日、2014年〜2018年における国内製品別のIT市場予測を発表した。
同調査によると、2014年の国内IT市場規模は14兆3733億円で、前年比成長率は0.1%と予測する。また国内IT市場を構成する国内ハードウェア市場、国内ITサービス市場、国内パッケージソフトウェア市場の2014年の市場規模と前年比成長率は、それぞれ6兆6144億円でマイナス2.0%、5兆872億円で1.6%、2兆6717億円で3.0%としている。
国内IT市場に国内通信サービス市場を加えた国内ICT市場の2014年の市場規模は、25兆3833億円、前年比成長率はマイナス0.6%と予測している。
2013年〜2018年の年間平均成長率の予測に関しては、国内IT市場が0.5%、国内ICT市場はマイナス0.5%。2018年の国内IT市場規模は14兆6809億円、国内ICT市場規模は24兆9038億円とする。
こうした予測の背景について、「Windows XP」サポート終了に伴い2013年〜2014年前半を中心に拡大したPC特需が、2014年後半に向けて徐々に終息に向かい、スマートフォン市場もマイナス成長が予測されることを挙げている。
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