ビッグデータストリーミングのリアルタイム処理ソフト、SASが投入

金融リスク管理や不正検知などのリアルタイム処理に最適な複合ストリーミング処理ソフトウェア製品の提供を開始した。

» 2014年08月19日 15時22分 公開
[ITmedia]

 SAS Institute Japanは8月19日、ビッグデータ分析支援のソフトウェア「SAS Event Stream Processing Engine」を発売した。

 SAS Event Stream Processing Engineは、複合ストリーミング処理ソフトウェアに分類され、高速でレイテンシを最小限にしたストリーミング処理とSAS製品のアナリティクスを組み合わせたもの。発生したデータを即時に理解し、パターンの検出、イベントの評価、ビジネス状況の把握を実施、事前に定義したフローに従ってイベントに応じたアクションを継続的に自動実行するという。

 SASは同製品の主なユーザーとして、ビッグデータのストリーミング処理をリアルタイムで実行したいというニーズを持つ金融、製造、流通・サービス、通信、電力・ガスなどの幅広い業種を挙げている。

 これらの業種の企業は現在、過去に発生し蓄積されたデータをもとにアナリティクスを行っていることがほとんどだが、「SAS Event Stream Processing Engine」を活用することで、高速に発生するビッグデータを発生と同時に処理し、リアルタイムな意思決定を実現するとしている。

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