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» 2014年09月01日 19時26分 UPDATE

位置/空間情報分析ツールが高成長分野に――IDC調査

IDC Japanの調査によると、2013年の国内BAソフトウェア市場は前年比成長率7.7%で、中でもBIツールと位置/空間情報分析ツールが高成長分野となっていることが分かった。

[ITmedia]

 IDC Japanは9月1日、「国内BAソフトウェア市場 2013年の分析と2014年〜2018年の予測」を発表した。これによると、2013年の国内BA(Business Analytics)ソフトウェア市場は、前年比7.7%増の1621億1600万円だった。2013〜2018年の同市場は年平均7.0%で成長し、2018年に2272億7900万円規模に達すると予測している。

 同社では国内BAソフトウェア市場を、DWHマネジメントプラットフォーム、BIツール、パフォーマンス管理/アナリティクスアプリケーション、位置/空間情報分析ツール、コンテンツ分析ツールの各セグメントに分類している。2013年の同市場ではDWHマネジメントプラットフォームが約4割を構成して最も高いシェアとなり、前年比7.3%増の645億300万円となった。これに続き、BIツール、パフォーマンス管理/アナリティクスアプリケーションも、それぞれ前年比6.3%、9.6%と好調に推移している。

 市場では各業界再編とグローバリゼーションの進行から連結決算システムなどの導入や各種データ分析需要が活発化したことを受けて、拡大傾向にある。また、マーケティング分野などでSNS情報などの非構造化データを対象にした顧客分析、モバイルデバイス向け広告でのデータ活用が本格化していることも追い風となっている。

 IDCは2013年〜2018年のセグメント別の年間平均成長率予測として、BIツールが最も高い8.5%となり、2018年の市場規模を704億2000万円と予測している。また、位置/空間情報分析ツールは9.1%と高く、2018年には118億2300万円に拡大すると予測している。

idc0901.gif Business Analyticsソフトウェア市場の実績と予測(出典:IDC Japan)

 ただ2013年の同市場について、IDCは大企業を中心に財務分析の取り組みの意欲が高まっているものの、BA活用には課題も多く、業種や業務の専門領域に特化した複数ベンダーによる市場の開拓が進んでいる状況だと総括している。ベンダーの戦略として、大企業向けにはベンダーサイドのEA(Enterprise Application)/BA部門の連携によるナレッジビジネスを展開すべきだとし、中堅中小企業向けには、分析基盤を含むクラウドサービスへ投資することで、ベンダーが管理運営するプラットフォームに移行させる戦略が有効だとしている。

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