東京都あきる野市、市民向けのポータルサイトをクラウドで刷新

市民の満足度向上と業務の効率化を目的に、日本オラクルのクラウドサービスを活用して市民向けポータルサイトを刷新した。

» 2014年09月04日 19時01分 公開
[ITmedia]

 東京都あきる野市が日本オラクルのクラウドサービス「Oracle Service Cloud」を活用して、市民向けポータルサイトを刷新した。日本オラクルが9月4日に発表した。

 同市は、市民が必要な情報を取得しやすいポータルサイトの構築を目指していたという。

 「Oracle Service Cloud」は、Webセルフサービスによる人工知能機能を利用して、ポータルサイトの「よくある質問」のコンテンツを、気候や災害・緊急時、税の申告などその時々の需要の高い順に、自動的に掲載できる。ユーザーが参照しているページの内容に関連したコンテンツを、利用頻度の高い順に自動的に抽出してページ内に表示する「推奨コンテンツ自動表示機能」や、コンテンツが市民の役に立っているかを評価検証する「レポーティング機能」など評価し、採用に至った。

 市民の中には、様々な課題に直面してもわざわざ市役所に行く時間が無いなどの理由で、直接問い合せをしない場合もある。あきる野市ではこうした想定のもと、市民に対しても適切な行政サービスを提供できるよう、今回導入したプラットフォームを利用して市民のニーズを分析できる体制を整えたいという。

 また、ポータルサイトの刷新で電話による問い合わせの削減も見込まれる。市民に対する回答の均一性を担保し、職員の間でも新人やベテランに関係なく適切に対応できるようナレッジの共有・充実化を図る。

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