住友電装、BCP強化でデータセンター建設――NECが実施

住友電装がデータセンター新棟を建設。各部門が個別に導入していたファイルサーバを統合した。

» 2014年09月12日 14時53分 公開
[ITmedia]

 住友電装がBCP(事業継続計画)におけるIT-BCPとしてデータセンターの新棟建設やファイルサーバの統合などを行った。このプロジェクトを支援したNECが9月12日に発表した。

 住友電装は2007年に「BCP策定会議」を発足させ、全社BCPを策定。毎年のBCP見直しを実施している。IT関連ではデータセンターの強化により、複数拠点でデータを保持して代替運用できるようにした。国内拠点が被災した際も国内外の生産・設計拠点で業務継続が可能なITインフラとなっている。

 NECは、データセンター新棟建設でプロジェクト管理の支援、顔認証技術やICカードを利用した入退管理システム、会議システム、PBXなど各種システムの新棟への導入を実施した。従来利用していたデータセンターから新棟へのサーバやストレージなど各種機器の移設も支援している。

 さらに、データセンター新棟とバックアップデータセンターにNAS機器を導入し、各部門が個別に導入していたファイルサーバを集約・冗長化して、事業継続性を高めた。また、ファイルサーバ内を可視化するツールも導入しており、サーバの有効利用とアクセス管理やログ管理も強化している。

 住友電装は、バックアップデータセンターに構築した災害対策システムの強化でもNECをパートナーとしてプロジェクトを進めていく。

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