豊田自動織機、グローバル経営情報システムを開発IT導入・活用事例

豊田自動織機は、SharePointをベースにグローバル拠点の責任者が必要なタイミングでいつでも最新情報を入手するできる経営情報システムを開発した。

» 2014年09月26日 16時55分 公開
[ITmedia]

 豊田自動織機は、Microsoft SharePoint Serverをベースに、フォークリフト関連の生産から販売、サービス提供までを担うグローバル組織「トヨタマテリアルハンドリンググループ」が利用する経営情報システムを開発した。これを支援する伊藤忠テクノソリューションズが9月26日に発表した。

 経営情報システムでは出荷台数や売上高などの経営情報や品質情報を一元化し、グローバル拠点の責任者が必要なタイミングでいつでも最新情報を入手できる。7月に稼働を開始した。

経営情報システムの画面

 同システムでは入力項目を標準化して、担当レベルでシステムに出荷台数や売上高などの数値情報の入力しやすくしており、情報ポータルを通して経営情報を必要なタイミングで参照できようになった。経営目標に対する国別の進ちょくを月、四半期、年などの単位で集計し、進ちょく率が目標を上回っている場合は「晴れ」、下回っている場合は「雨」のマークで表示するという。また、インターネット上で公開されている業界動向や関連各社の情報も収集して画面に表示をしている。

 同システムではLyncも活用しおり、責任者間でインスタントメッセージや音声通話、ビデオ通話によるコミュニケーションもしている。タブレット端末にも対応し、外出先での経営情報の確認やメッセージの発信が可能になっている。

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