日本HP、データセンターのニーズに対応する第9世代サーバを発表

ProLiantサーバの新世代ラインアップ「Generation 9」を発表した。

» 2014年10月02日 16時10分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月2日、「HP ProLiant サーバ Generation 9(Gen9)」を発表した。

 Gen9は、HP独自のPCIeアクセラレータとHP DDR4 Smartメモリを搭載する。最適化された設計と自動化技術により、従来製品と比較してデータ処理性能を3倍に、ビジネスクリティカルなアプリケーションワークロードの性能も4倍に向上させた。2014年末に提供予定のHP OneView新バージョンで予定する「Converged Management機能」と組み合わせることで、ITインフラの実装を最大66倍スピードアップさせるという。

 同世代の特徴は、従来型データセンターとサーバアーキテクチャによる制約の中でも、設置場所に依存しない膨大なデータ処理のリソースプールを、高い可用性を維持しながら多様なワークロードに合わせて柔軟に提供できる点だという。企業のシステム部門やデータセンター管理者が、多くのアプリケーションとサービスを迅速かつ効率的に提供できると同時に、コスト削減を図りながら急増するデータサービスを提供できる。

 今回発表されたラインアップは第1弾となり、ブレード型の「BL460c Gen9」、ラックマウント型の「DL160 Gen9」「DL180 Gen9」「DL360 Gen9」「DL380 Gen9」、タワー型の「ML350 Gen9」、HP Apollo 6000 System向けの「XL230a Gen9」が10月2日から出荷を開始した。各製品の特徴などは以下の通り。

型式 タイプ 主要スペック 価格
BL460c Gen9 ブレード型 最大18コアのインテルXeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、16個のHP Smartメモリ DIMMスロットに最大512GBのDDR4メモリを搭載、ストレージは12Gb/s SASに対応 48万1000円から
DL160 Gen9 ラックマウント型 最大12コアのインテルXeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、16個のHP Smartメモリ DIMMスロットに最大512GBのDDR4メモリを搭載、ネットワークは2x1GbE を標準装備 29万円から
DL180 Gen9 ラックマウント型 最大12コアのインテルXeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、16個のHP Smartメモリ DIMMスロットに最大512GBのDDR4メモリを搭載、最大72TBのストレージ容量をサポート、ネットワークは2x1GbEを標準装備 33万3000円から
DL360 Gen9 ラックマウント型 最大18コアのインテルXeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、24個のHP Smartメモリ DIMMスロットに最大768GBのDDR4メモリを搭載、新Smartアレイ専用スロットを装備、ネットワークは4x1GbEを標準装備、FlexibleLOMスロットも装備 51万5000円から
DL380 Gen9 ラックマウント型 最大18コアのインテルXeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、24個のHP Smartメモリ DIMMスロットに最大768GBのDDR4メモリを搭載、最大90TBのストレージ容量をサポート 57万9000円から
ML350 Gen9 タワー型 最大18コアのインテルXeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、24個のHP SmartメモリDIMMスロットに最大768GBのDDR4メモリを搭載、最大144TBのストレージ容量をサポート 34万円から
XL230a Gen9 HP Apollo 6000 System向け 最大16コアのインテルXeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、16個のHP Smartメモリ DIMM スロットに最大512GBのDDR4メモリを搭載、最大2枚のInifiniBand (10Gb/40Gb)などを搭載、4TBのストレージ容量をサポート 46万7000円から

関連キーワード

HP | ProLiant


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ