NEC、低コストで導入できる「BYOD不正接続防止」の新製品無許可の社内持ち込み機器を排除

NECが、設置するだけで利用開始できる不正接続防止の新製品を発売。BYOD推進の半面、セキュリティ面の課題解決に悩む中小システムのIT管理者向けの製品となる

» 2014年10月29日 21時01分 公開
[ITmedia]

 NECは10月29日、中小規模システム似向けた情報セキュリティ対策のための新製品「InfoCage不正接続防止 Lite」を発表。2014年11月14日に出荷を開始する。価格は32万3000円(税込み、以下同)から。

photo InfoCage不正接続防止 Lite

 InfoCage 不正接続防止 Liteは、不正接続防止用ソフトウェアを手のひらサイズの小型機器へインストールしたアプライアンス製品。大規模ネットワーク環境を想定した「InfoCage 不正接続防止」をベースに、中小規模ネットワークの企業に向けて最適化した。設置するだけで、無許可の持込機器を社内ネットワークから排除できる。

 中堅中小規模事業者の社内ネットワークでは、個人所有のPCやタブレット、スマートフォンなどを業務用としても利用するBYODの利活用が進んでいる。端末からの情報漏えい対策やウイルスへの感染防止の対策は急務だが、社内ネットワークへの不正接続そのものを防ぐ仕組みは、サーバの設置や初期セットアップなど、初期導入時のコスト面で導入に踏み切れない課題があった。

 ポイントは、初期導入に関するセットアップ工数や、初期費用を削減できること。そしてネットワークセンサーに管理マネジャーの機能を持たせたことで、管理サーバを新設する必要がないこと。管理サーバへの管理ソフトのインストールも不要のため、管理の対象とするネットワークの任意の場所に接続するだけで、不正接続の防止と、社内ネットワークに接続された機器の可視化を実現する。

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