“中国のApple”とも呼ばれる中国Xiaomi(小米科技)が、米IDCの7〜9月期のメーカー別世界スマートフォン出荷台数ランキングで3位にランクインした。Samsungはシェアを9ポイント落としての首位、Appleは2位だった。
米調査会社IDCが10月30日(現地時間)に発表した第3四半期(7〜9月)のメーカー別世界スマートフォン市場に関する調査結果で、中国Xiaomi(小米科技)が出荷台数で初めて3位にランクインした。
第2四半期に3位だった中国Huaweiと入れ替わった。上位5社の3位以外のランキングは、首位の韓国Samsung Electronicsと2位の米Appleは変わらず、4位は中国Lenovoと韓国LG Electronicsが同率4位になった。前期はLenovoが4位、LGが5位だった。
Xiaomiはまだ中国市場でしか端末を販売していないが、“中国のApple”と呼ばれており、比較的安価なハイエンド端末で人気を博している。同四半期の躍進は、7月に発売したフラッグシップ端末「Mi 4」の好調が反映したもの。出荷台数の伸び率は211.3%だ。
Xiaomiは現在、中国以外の新興国市場への進出を準備中だ。
首位のSamsungは上位5社中唯一出荷台数が前年同期を下回った。2位のAppleは9月にiPhoneの新モデルを発売しており、10〜12月期にはさらに出荷台数が伸びると予測できる。4位のLenovoは同日、米Motorola Mobilityの買収完了を発表しており、第4四半期からはその成果がランキングに反映されることになるだろう。
同四半期のスマートフォンの総出荷台数は、前年同期比25.2%増の3億2760万台だった。四半期で初めて3億台を超えた前期より8.7%増加した。不動の上位2社を追う各社がそれぞれの戦略で伸びたことが出荷台数を押し上げたとIDCは分析する。
順位 | メーカー名 | 3Q14出荷台数 | 3Q14市場シェア(%) | 3Q13出荷台数 | 3Q13市場シェア(%) | 出荷台数伸び率(%) |
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1 | Samsung | 78.1 | 23.8 | 85.0 | 32.5 | -8.2 |
2 | Apple | 39.3 | 12.0 | 33.8 | 12.9 | 16.1 |
3 | Xiaomi | 17.3 | 5.3 | 5.6 | 2.1 | 211.3 |
4 | Lenovo | 16.9 | 5.2 | 12.3 | 4.7 | 38.0 |
4 | LG | 16.8 | 5.1 | 12.0 | 4.6 | 39.8 |
その他 | 159.2 | 48.6 | 113.0 | 43.2 | 40.8 | |
合計 | 327.6 | 100.0% | 261.7 | 100.0 | 25.2 | |
(資料:IDC) |
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