東芝とCisco、IoT分野で協業めざす

IoT分野における協力関係の構築に向けた協議を開始することになった。

» 2014年11月13日 18時49分 公開
[ITmedia]

 東芝と米Cisco Systemsは11月13日、「モノのインターネット」(IoT)分野における協力関係の構築に関した協議を開始すると発表した。製造や交通・運輸、スマートシティを中心とした産業分野におけるグローバルでのIoT市場向けにた共同研究やソリューション開発、事業化の可能性について検討を進めていく。

 協業ではCiscoのネットワーク環境「フォグコンピューティング(Fog Computing)」の技術と、東芝の各種デバイスの故障監視やメンテナンスなどを行うエンドポイント管理技術、デバイスから収集した情報を高速に処理するストリームコンピューティング技術、M2M(Machine to Machine)によって大量に発生する情報を蓄積するストレージ技術などの活用を検討する。「エッジコンピューティング」と呼ばれる新たなデータ処理環境の普及に向けた技術検証やマーケティング活動、ソリューション提供の実現性に協議していく。

 今回の協業に向けた取り組みは、製造システムや社会システムなどに技術を展開したい東芝と、ITネットワーク製品の事業拡大を図るCisco側の戦略が一致したことが背景にある。

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