GoPro、カメラ付きドローンを来年発売か──Wall Street Journal報道

空撮用マウントも販売しているウェアラブルカメラメーカーのGoProが、来年中にもカメラ搭載の消費者向けドローンを発売するとWall Street Journalが報じた。

» 2014年11月27日 13時19分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 ウェアラブルカメラと付属アクセサリのメーカーである米GoProが、来年中にもカメラ搭載ドローン(無人航空機)を発売すると、米Wall Street Journalが11月27日(現地時間)、関係筋の情報として伝えた。自社製の高精細カメラを搭載し、価格は500〜1000ドル(約6万〜23万円)になるという。

 GoProは様々な形態のマウントを販売しており、市販のドローンにカメラを取り付けることも可能だ。また、米3D Roboticsのように、GoPro搭載を前提としたドローンを販売しているメーカーもある。GoProが自社製ドローンを発売すれば、こうしたドローンメーカーと競合することになる。

 gopro 1 3D RoboticsのGoPro搭載用ドローン「IRIS+」

 だが、ドローンメーカーの中国DJIや仏Parrotなどがカメラ付きのドローンの販売を始めており、GoProのシェアを脅かそうとしている。

 gopro 2 DJIのカメラ搭載ドローン「Inspire 1」

 GoProはこの6月に株式公開し、約4億ドルを調達した。

 消費者向けドローンは個人が利用するだけでなく、映画の空撮などにも使われている。例えば米国のアーティスト、オーケー・ゴーの最新プロモーションビデオは、全編ドローンに搭載したカメラで撮影されている。


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