日本オラクル、高速データ分析マシンの最新モデルを発売

高速分析専用アプライアンス最新版となる「Oracle Exalytics In-Memory Machine X4-4」の国内提供を開始する。

» 2014年12月02日 18時50分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは12月2日、高速分析専用のアプライアンス製品の最新版「Oracle Exalytics In-Memory Machine X4-4」の国内提供を開始した。Exalyticsはビジネスインテリジェンスのソフトウェアやインメモリが型の分析ソフトウェアとハードウェアを組み合わせて最適化した製品。

 最新版ではマシン1台当たり最大3テラバイトのメモリを搭載し、分析のためのデータマート全体をメモリに格納することで高速な分析処理を実現する。また、最大4.8テラバイトのPCleフラッシュメモリ、7.2テラバイトのHDDをサポートし、従来のバージョンからサポート容量が拡大されている。

Oracle Exalytics In-Memory Machine X4-4

 ハードウェア面では、オラクルのビジネスアナリティクス用に特化して開発されたIntel Xeonプロセッサを搭載し、従来版に比べて1.5倍に高速化したクロック速度をサポートする。さらに、プロセッシングコアの搭載量を1.5倍に増加し、1.5倍に拡大したメモリ容量を提供する。

 また、ソフトウェア面では「Oracle Database In-Memory」に対応することで、インメモリ分析の対象を拡大して「Oracle Database」のすべての機能が利用できる。独自のインメモリ機能を複数提供できるため、複数ユーザーの場合でもバックグラウンドで書き込みができ、全体のパフォーマンスや拡張性を大幅に向上できるという。

 同社は最新版製品の提供と併せ、ビジネスアナリティクスの導入を支援するという2つの新サービスも発表。「Technical Support Service for Exalytics」では国内外の豊富な実績に基づいたベストプラクティスを活用し、オラクルのコンサルタントが設計・構築・稼働試験を実施、ガイドする。また、「Oracle Architecture Insight for EIM/Big Data & IoT」ではオラクルのアーキテクトが顧客とのワークショップを通じて、ビジネス戦略を実現するためのアーキテクチャ構築や、ロードマップの策定を支援する。

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