NEC、科学技術計算や画像処理向けのワークステーション発売

高解像度画像作成や医療分野での画像処理、製造業のCAD/CAM、建築業のBIMなどに適した高性能ワークステーションを発売する。

» 2015年01月26日 16時25分 公開
[ITmedia]
Express5800/56Xg

 NECは1月26日、ワークステーションの新モデルとなる「Express5800/56Xg」「Express5800/56Xg-E」を発売した。最新CPUの「インテル Xeon E5-2600v3ファミリー」を搭載、同シリーズの従来製品に比べて、体積を25%削減している。

 メモリは16スロットで最大2テラバイトまで搭載可能。さらに、画像処理に必要な膨大な計算処理を行うグラフィックスアクセラレータやGPUを複数枚搭載できる。こうした機能により、CPUのみでは難しい大容量データの高速処理が必要な科学技術計算・解析用途や、4Kモニター出力や医療分野における画像処理用途、製造業のCAD/CAM、建設業のBIM使用時などでも負荷を感じさせない業務環境を実現しているという。

 また、体積の削減と同時に効率的な排熱構造を採用しており、動作時の環境温度40度に対応させている。この他に防じんフィルターを利用することで埃に強い耐環境性を実現し、製造現場や研究現場など過酷な環境においても運用できるようにした。

 製品ラインアップが「Express5800/56Xg」は2CPUモデル、「Express5800/56Xg-E」が1CPUモデルになる。最小構成での税別価格はExpress5800/56Xgが71万8000円から、Express5800/56Xg-Eが47万8000円から。

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