中国電力、OSSによるDB基盤共通化プロジェクトを推進

中国電力は、PostgreSQLによるDB基盤共通化プロジェクトをスピードアップさせるため、アシストのコンサルティングサービスを採用した。

» 2015年02月02日 18時51分 公開
[ITmedia]

 中国電力は、情報システムの品質や運用効率の向上と費用の低減化に向けて、利用実績の高いオープンソースソフトウェア(OSS)を活用したグループ規模でのIT資産の効率的な運用と開発を進めている。その一環としてデータベース基盤ではPostgreSQLを採用、普及活動を進めていたが、PostgreSQLへの移行方法や性能確保の判断などにおいて、社内の技術的な知識の不足から導入が遅れていたという。このため、アシストが提供する「Postgresコンサルティングサービス」の採用を決定した。

 「Postgresコンサルティングサービス」は、商用/オープンソースにかかわらず用途に応じたデータベースの選定を可能にするためのサービスという。アシストではエンタープライズ向け機能が充実したPostgres Plusをデータベースとして選定した場合の適用検証や、適用ルール策定、構築・運用・チューニングなどの各種ガイドライン策定までを支援する。中国電力では、OSS活用分野でのアシストの実績とサービス内容を総合的に評価し採用に至った。同サービスの活用で基盤構築プロジェクトの進ちょくスピードを上げていく。

 中国電力は、同サービスのメニューである「移行アセスメント」を利用してPostgreSQL移行の難易度を判定、実際にパイロットシステムでデータベースの適用検証を実施した。今後は、2014年6月に社内公開された統合PostgreSQL基盤のガイドラインの充実などによるノウハウの向上や、ガイドライン公開以降に行った検証結果の共有、技術者の育成などを進める。

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