VDI基盤にフラッシュストレージ、三井住友アセットマネジメントが採用

三井住友アセットマネジメントでは2014年1月から利用している仮想デスクトップ基盤に、NetApp FASシステムを採用したことを発表した。

» 2015年02月09日 06時00分 公開
[ITmedia]

 投資信託の三井住友アセットマネジメントは、自社の仮想デスクトップ基盤にNetApp FASシステムを採用した。同社では2014年1月からサーバ仮想化ソリューションとしてVMware vSphere、デスクトップ仮想化ソリューションとしてVMware Horizon Viewを組み合わせて利用している。

 NetApp FASシステムは、フラッシュソリューションやQoS機能、VMwareの仮想化ソリューションとの親和性などが特徴だといい、データ保護機能も搭載してミッションクリティカルな業務にも対応するという。

 三井住友アセットマネジメントでは運用負荷の軽減やユーザーデータの保全につながる端末環境への移行、従来に採用していた物理PC以上の性能と可用性を備えた仮想デスクトップ環境の実現を目指したといい、大規模災害時でも事業継続が可能な端末環境を構築した。NetApp FASシステムの採用はこうした要件を満たすことや、VMwareとの親和性がポイントになった。同社は、NetAppストレージでシステム領域にSASドライブ、ユーザーデータ領域にSATAニアラインドライブを組み合わせていたが、大半のアクセスをFlashストレージから行えるように設計し、高速処理性能を実現している。

 導入後は、ミッションクリティカルな業務でも物理PC以上の俊敏なレスポンスを実現したという。また、NetApp FASに搭載されるストレージOSの機能を活用し、通常のクローン操作で、約850台に及ぶ全社の端末環境の展開を約半日で実施した。

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