Googleが、Yelpのような総合クチコミサービス「ローカルガイド」の提供を開始した。まずAndroid版Googleマップのローリングアウト中のアップデートでローカルガイドによるクチコミが表示されるようになる。
米Googleは2月6日(現地時間)、Android版「Googleマップ」をアップデートし、同時に1月に予告していたユーザー参加型レビューサービス「Local Guides(日本では「ローカルガイド」)」の提供を開始した。アプリのアップデートは“ローリングアウト”中だ。
ローカルガイドは、2013年に「City Experts(日本では「シティエキスパート」)」として提供されてきたユーザーによるレビューサービス。1月16日にローカルガイドに移行し、レビュー(ローカルガイドでは「口コミ」と呼ぶ)の数によって“ガイド”としてのレベルが上がり、特典が増えるなど、クチコミ数増加を促進する機能が多数追加された。
Googleマップにはこれまでもクチコミを投稿でき、それを参照することもできたが、クチコミの信頼性を確認する方法はなく、ユーザーはGoogleやGoogleマップの検索結果のレストランやショップのクチコミを確認するためには食べログや昨年4月に日本に上陸した米YelpなどGoogleの外のレビューサービスに頼ることが多かった。ローカルガイドでクチコミ機能を強化することで、Google外へのユーザー流出を抑えられそうだ。
ローカルガイドになるには、専用ページからGoogleアカウントでサインアップし、ローカルガイドの行動規範を守りつつクチコミを投稿する。
50件以上投稿すると「レベル3」になり、Googleマップアプリにバッジ付きで表示されるようになり、ローカルガイドコミュニティに参加したり、地域の限定イベントに参加できるようになる。200件以上のクチコミで「レベル4」になり、FacebookやTwitterなどで紹介される他、毎年“感謝のギフト”がGoogleから贈呈される。
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