ピーチ・ジョンに必要だったWebパフォーマンス、「期待以上」の効果をもたらした新・CDNとは(2/2 ページ)

» 2015年02月23日 13時02分 公開
[ふじいりょう,ITmedia]
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新CDNの導入は、事業拡大にも貢献

 刷新後、以下の効果が出た。

  • オリジンサーバの負荷を約10%削減
  • eGift、動画の活用などの新規展開

 オリジンサーバ(自社サーバやクラウド)の負荷軽減の効果はピーチ・ジョンにとって「想定していなかったこと」だったという。また、動画配信プラットフォームもあわせて利用できるようになったため、動画コンテンツの拡充が現実的となった。すで公式Youtubeチャンネルを通じてCMなどの配信を行っているが、今後は商品の詳細説明や着用方法などを自社環境で配信することも検討している。

photo スマホ型ギフトカードサービスも開始

 また、ピーチ・ジョンは2014年12月より、ギフティとKDDIが共同開発したギフト販売システム「e-Gift System」を導入した。e-Gift Systemにより、メールやSNSで同社のブランド「PEACH JOHN」「YUMMY MART」のデジタルギフトカードをメッセージ付きで送れ、ギフトカードを誰かにお願いする「おねだり」機能を有しているのがポイント。スマートフォンや携帯電話の画面に贈られたギフトカードを店頭提示すると商品と引き換えられる、ブランドのファン層に向けたサービスの拡充も達成できた。

 新CDNの導入により、Webパフォーマンス向上とITインフラの効率が向上。さらに事業拡大にも寄与する。今後もスマートフォン向けのリッチコンテンツをストレスなく表示させるのに、パフォーマンスの向上が求められることになりそうだ。


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