Facebookの年次開発者会議「F8」では、モバイルや動画に関する多数の発表が行われた。1日目の主な発表をまとめた。
米Facebookは3月25日(現地時間)、年次開発者会議「F8 2015」をサンフランシスコで開催した。本稿では、2日にわたるこの会議の1日目に発表されたことをまとめた。
基調講演でマーク・ザッカーバーグCEOは以下のような数字を披露した。
6億人が使うメッセンジャーアプリでGIFアニメやコラージュ写真を投稿できるようにするサードパーティーアプリを開発するためのプラットフォーム。投稿にアプリのインストールを勧めるボタンを表示することで、ユーザーを増やすことができる。
オンラインショップやサービスが、メッセンジャーを使って顧客とコミュニケーションできるようにする企業向けサービス。例えば発送した商品の配送トラッキング状況をメッセージで伝えたり、顧客もショップにリクエストメッセージを送ることができる。
Messenger PlatformとBusiness on Messengerについての詳細はこちらの記事。
アプリからFacebookのグループやFacebookメッセンジャーに投稿するためのツール。アプリにShare Sheet機能を搭載すると、ユーザーは投稿前にプレビューしてからグループやメッセンジャーに投稿できる。
アプリ開発者向け解析ツール。ユーザー数やアプリの使用状況などのデータ分析、マーケティングキャンペーンの改善などを行える。詳細はこちら(まだ日本語化されていない)。
LiveRailは、Facebookが昨年7月に買収した広告ネットワーク企業。買収段階ではターゲティング動画広告ネットワークを手掛けていたが、動画だけでなく、ディスプレイ広告も管理できるようになった。
Facebookが2013年4月に買収したParseのアプリ開発BaaS(サービスとしてのバックエンド)の、IoT向けSDKを公開した。詳細はこちら。
Facebookのニュースフィード上の動画が公開設定になっていれば、外部サイトに埋め込めるようになった。埋め込み用のコードをコピーし、ページにペーストする。詳細はこちら。
ニュースフィードに360度のパノラマ動画を表示できるようになる(いつからかは不明)。HMDなどを装着せずに、好みの角度から動画を見られるという。米Google傘下のYouTubeも14日に、パノラマ動画機能を発表している。
基調講演の録画はこちらで視聴できる。
F8 2015の2日目の基調講演は、傘下のVR企業Oculus VRのブレンダン・イリーブCEOが行う予定だ。
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