SDNでサイバー攻撃を自動防御、NECとパロアルトネットワークスが提携

次世代ファイアウォールで攻撃などを検知した際にネットワークを切り替えて被害の封じ込めなどを自動的に行えるようにする。

» 2015年03月30日 12時19分 公開
[ITmedia]

 NECとパロアルトネットワークスは3月30日、SDN(ソフトウェア定義によるネットワーク)技術を利用したサイバー攻撃対策での連携を発表した。攻撃を検知した場合に自動的に対処する仕組みを提供する。

 この仕組みではパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール(NGFW)と、NECのSDN製品「UNIVERGE PFシリーズ」のネットワーク制御機能を連携させる。NGFWで不正な通信や怪しげな通信を行うマルウェアなどに感染した端末を検知すると、UNIVERGE PFシリーズ側でネットワークを制御し、感染端末をネットワークから隔離したり、他のコンピュータへの通信を切り替えたりすることで、不正な通信による影響の拡大を自動的に抑え込む。

ソリューションイメージ

 2社によれば従来の対策技術では対応に数分から数日を要したが、今回の仕組みで数秒に短縮できるという。

 この仕組みを提供する「サイバー攻撃自動防御ソリューション」の販売価格は1100万円から。

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