マカフィー、マイナンバーの検出・漏えい防止手段を公開

マイナンバー情報をシステムから発見したり、漏えいを防いだりするテンプレートやサービスを提供する。

» 2015年04月21日 13時09分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは4月21日、12桁のマイナンバー情報をサーバやPCなどのエンドポイントから検出するルールテンプレートの提供を開始した。システムやネットワーク全体でマイナンバー情報の漏えいを防止できるようになる。

 マイナンバーは、10月から国内に住民票がある国民に通知される。企業では税や保険、年金などの業務にマイナンバーを使用するため、社員からマインバーを収集し、管理することが求められる。マイナンバーは「特定個人情報」にも指定され、漏えいなどには罰則も伴うことから厳格な管理が義務付けられている。

 マイナンバー情報の検出用ルールテンプレートは「McAfee DLP Endpoint」で利用でき、マイナンバーや関連情報を取り扱う際に12桁の番号を検知、Webやメール、外部記録媒体へのデータの流出を遮断する。暗号化スイート製品の「McAfee Complete Data Protection」と連携してマイナンバー情報を暗号化し、万一の漏えいによる悪用を防止する。

 また、ネットワーク型DLP製品群でもマイナンバー情報を検出するルールを追加することで、エンドポイントと同様にマイナンバー情報の検知や流出を遮断できる。SIEM(セキュリティインシデントイベント管理)製品を活用して、情報漏えいの検知や迅速な原因分析や事後対応も取れるようになるという。


「マイナンバー」番号法・企業の対応と注意点のバックナンバー


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ