東海大学、クラウドサービスの“使い分け”でシステムを構築

約4万7000人が利用するコミュニケーション基盤やWeb系システムを刷新したが、そこではクラウドサービスを適材適所で選定している。

» 2015年05月11日 15時12分 公開
[ITmedia]

 東海大学が職員・在学生・卒業生約4万7000人が利用するコミュニケーション基盤や、学内などのWeb系システムを構築した。それらの基盤ではNECのクラウドサービスを“使い分け”で選定したとのことだ。

 コミュニケーション基盤は、マイクロソフトのOffice 365とNECのNEC Cloud IaaSサービスを組み合わせて構築した。NEC Cloud IaaS上に認証やメーリングリスト管理などの機能を構築し、メールやファイル共有、インスタントメッセージなどのコミュニケーションや情報共有のための仕組みを実現した。NECのIaaSの利用により、セキュリティ強化や利便性の向上を図った。

 一方、Web系システム群の基盤ではNECの神奈川データセンターが提供しているハウジングサービスを採用した。対象は部署・研究室の各種サーバや学生サークルのWebサーバなどだ。神奈川データセンターには国立情報学研究所が構築・運用する学術情報ネットワーク(SINET4)が接続されており、事業継続性やシステムの拡張性を向上させると同時に、運用コストや工数を削減できたとしている。

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