日本HP、スケールアウト用途向けサーバを発売

「HP Apollo」シリーズの新モデルを発表。設計や金融サービスでのリスク分析など処理能力が要求されたシステムに対応する。

» 2015年06月01日 12時59分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは6月1日、スケールアウト型システム向けx86サーバ「HP Apollo」シリーズの新モデルとなる「HP Apollo 2000 System」を発表した。デザインオートメーションや金融サービスのリスク分析などスケールアウト型インフラへの“橋渡し役”を担うという。

HP ProLiant XL170r Gen9

 新製品は「HP Apollo r2000 シャーシ」「HP ProLiant XL170r Gen9」「HP ProLiant XL190r Gen9」で構成される。業界標準ラックをそのまま利用でき、2Uシャーシに最大4台の2ソケットサーバを稼働させることで、従来型の1U ラックサーバーの2倍の密度を実現した。HP ProLiant XLはワークロードに応じて利用できる。TDP 145ワットのプロセッサを含む各種アクセラレータをサポートする。また、近日提供予定の「ドライブゾーニング機能」により、フロントベイの最大24本のHDDと各サーバノードとの接続を自由に構成できるようになる。

 サーバ管理では個別の管理を自動化できるソフトウェア「HP iLO4」(標準搭載)やクラスタごとに一括管理できる「HP Insight CMU」(オプション)を用意する。

 税別製品価格はHP ProLiant XL170r Gen9が136万1000円(1U、4サーバ構成時、HDD別売り)から、HP ProLiant XL190r Gen9が90万7000円(2U、2サーバ構成時、HDDおよびアクセラレータ別売り)からとなる。

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