Microsoftがモバイルメッセージングアプリ「Send」をまずは北米でiOS向けにリリースした。Outlookアカウントがあれば、相手がアプリを持っていなくてもメッセージをやりとりできる。
米Microsoftは7月22日(現地時間)、Outlookと連係するメッセージングアプリ「Send」を発表した。まずは北米(米国およびカナダ)の企業および教育機関向け「Office 365」向けのiOS版を米AppleのApp Storeで公開した。AndroidおよびWindows Phone版も“間もなく”公開するという。Office 365ユーザー以外でも“向こう数カ月中”に利用できるようにするとしている。
Sendは、「ミーティング、何時からだっけ?」「今日はオフィスに来る?」というような、職場での短いメッセージのやりとりを想定して開発された。Office 365のOutlookアカウントを使うので、(Facebookメッセンジャーなど)他のメッセージングアプリの相手のユーザー名や携帯電話番号を知らなくてもメッセージを送れる。
また、独立したアプリではあるが、SendでやりとりしたメッセージはOutlookに統合されるので、後でOutlook内で過去のメッセージを確認できる。また、相手がSendをインストールしていなくても、デスクトップ/モバイルのOutlookで受信/返信できる。
Sendはユーザーが頻繁にメールをやりとりしている、あるいは最近メールをやりとりした相手を宛先リストの上位に表示する(下左図)。メールと同様に、複数の相手への同報メッセージも送信できる。
メッセージを送るには、リストで相手をタップし、テキスト入力するだけ(下右図)。画像も送れる。
Sendを開発したのは、Microsoftでモバイル(iOS/Android/Windows Phone)向けアプリ開発に取り組む技術インキュベータープロジェクト「Microsoft Garage」。6日にはiOS/Android向けの投票アプリ「Tossup」(日本では非公開)をリリースしている。
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