Facebookが9月にスタートした360度パノラマ動画をiOSアプリにも対応させ、広告の表示も開始した。一般ユーザー向けのパノラマ動画投稿ガイドも公開した。
米Facebookは11月12日(現地時間)、9月からニュースフィードおよびAndroidアプリで提供している360度パノラマ動画をiOSアプリでもサポートすると発表した。また、パノラマ動画広告の表示も開始する。
360度動画は、再生中に画面上をドラッグしたり、モバイル端末の場合は端末の向きを変えることで視点を変えながら再生できる。
既にGoPro、BuzzFeed、ABC News、NickelodeonなどがFacebook上でパノラマ動画を投稿している。
パノラマ動画広告は、Samsung Electronics、AT&T、Nescafe、Ritz、Walt Disney Worldなどが投稿している。
これらのパノラマ動画はモバイル端末やデスクトップで視聴できるが、SamsungがFacebook傘下のOculus VRと共同開発している「Samsung Gear VR」のユーザーであれば、より没入感を持って視聴できる。
同社はまた、パノラマ動画投稿のための情報をまとめたWebサイトも公開した。
一部のブランド(リコーのTHETA、Giroptic、IC Real Tech、360fly)との提携により、これらのメーカーのカメラからFacebookに直接パノラマ動画を投稿する機能も追加された。
ユーザーは、パノラマ撮影対応カメラで撮影した動画であれば、一般的な動画と同じ方法でアップロードできる。360メタデータを追加しないカメラで撮影した動画の場合は、アップロードの「詳細設定」で「この動画は360度フォーマットで撮影されています」をチェックする必要がある。
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