また、別の変化ではスタートボタン(デスクトップの左端のWindowsボタン)をクリックした時に表示されるタイルについて、3列表示もしくは4列表示を選択できるようになった。
ウィンドウのタイトルバーやアクションセンター、タスクバーなどでは、従来は半透明化などしかできなかったものの、TH2では配色して表示できるようになった(設定→パーソナル設定→色で設定する)。
特に日本のユーザーにとって便利なのは、スタートボタンに表示される「すべてのアプリ」のリストが50音順に変わることだろう。最初のWindows 10(TH1)では漢字で登録されているアプリは、すべて漢字のカテゴリーで表示されていた。しかしTH2では、内部的にアプリ名のひらがな読みを認識しており、50音順で表示する。地味な機能変更かもしれないが、「すべてのアプリ」のリストで最後までスクロールして漢字名のアプリを探す必要がなくなった。
Windows 10の新しいWebブラウザ「Edge」にもいくつかの機能が追加されている。例えば、Edgeのタブにマウスカーソルを合わせると、Webページのサムネイルが表示される機能が追加された。
これ以外にもJavaScriptを高速化する「asm.js」が標準でサポートされた。WebRTC(ブラウザ上でビデオや音声チャットなどを実現する機能)もサポートされ、Internet Explorerなどで用意されていたSkypeなどのプラグインを使用しなくても、Edge上でSkypeの機能が利用できるようになる。
ただし多くの開発者ユーザーが期待していたEdgeのアドオン機能は、今回のビルドでは提供されていない。このアドオン機能は、2016年春頃にリリースされるとみられる次のアップグレード(TH3か?)なるようだ。
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