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» 2015年12月09日 07時30分 UPDATE

古賀政純の「攻めのITのためのDocker塾」:第12回 Docker環境のバックアップツール「Convoy」を試す (1/3)

前回はDocker環境のデータの管理に役立つ「Convoy」を紹介しました。今回は実際にConvoyを使ってどのようなことができるのかを解説します。

[古賀政純(日本ヒューレット・パッカード),ITmedia]

Docker環境でスナップショットを取ってみよう

 前回はConvoyの概要やIT基盤におけるストレージ利用の課題などをひも解きました。今回はConvoyを使って、Docker環境におけるボリュームのスナップショットの取得、リストアなどの具体的な手順を紹介します。なお、Convoyの利用にはDocker 1.8以上が必要です。本記事はCentOS 7.1で稼働するDocker環境を例に解説します。筆者の環境では2015年11月下旬時点での最新のDocker 1.9.0でConvoyを動かしてみました。興味のある方は、以下のURLを参考に最新版のDockerで挑戦してみてください。

Dockerの最新版に関する情報源:GitHub docker


 Docker環境を準備できたら、ホストOS上で、wgetコマンドを使ってConvoyの最新版を入手します。以下では、Dockerホストでのコマンドプロンプトを「#」で表すとします。


# wget https://github.com/rancher/convoy/releases/download/v0.3/convoy.tar.gz

 Convoyの最新版については、こちらのURLに情報が掲載されています。バージョン情報や簡単な導入方法が記載されていますので、一読をお勧めします。

 入手した最新版のConvoyをホストOS上に展開し、ConvoyをDockerのプラグインとして登録します。


# tar xvf convoy.tar.gz
# cp convoy/convoy convoy/convoy-pdata_tools /usr/local/bin/
# mkdir -p /etc/docker/plugins/
# echo "unix:///var/run/convoy/convoy.sock" > /etc/docker/plugins/convoy.spec

 Convoyが管理に必要なボリュームとメタデータを作成します。


# truncate -s 100G data.vol
# truncate -s 1G metadata.vol
# losetup /dev/loop5 data.vol
# losetup /dev/loop6 metadata.vol

 Dockerが稼働するホストOSにおいて、Convoyをデーモンとして起動します。


# convoy daemon --drivers devicemapper --driver-opts dm.datadev=/dev/loop5 --driver-opts dm.metadatadev=/dev/loop6 &

 以上で、ConvoyがホストOS上でデーモンとして稼働し、Docker環境におけるボリュームのバックアップ/リストアができるようになりました。

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