Microsoftが、2007年に正式版をリリースした無償のブログ編集ツール「Windows Live Writer」の更新を終了するに当たり、オープンソースの「Open Live Writer」としてGitHubで公開した。
米Microsoftは12月9日(現地時間)、ブログ編集ツール「Windows Live Writer」をMITライセンス下でオープンソース化し、「Open Live Writer」(OLW)としてGitHubで公開したと発表した。ツール自体は専用ページからダウンロードできる。
Windows Live Writerは、2006年にβ版が、2007年に正式版がリリースされた無料のブログ編集ツール。これまでMicrosoft内部のボランティアがサポートしてきたが、正式版は「Windows Writer 2012」で更新を終了するという。ボランティアメンバーは今後もOLWにたずさわるが、OLWはMicrosoftの製品ではなく.NET Foundationのオープンソースプロジェクトになる。
同社のプリンシパルプログラムマネジャー、スコット・ハンセルマン氏は自身のブログで、「OLWのコードの多くは10年近く前に.NET 1.0や1.1で書かれたものだ。(若い開発者にとっては)見慣れない、馴染みのないコードが多いと思うので、コードについてコメントする際にはそれを心に留めておいてほしい」と語った。
Microsoftはこのところ、モジュラー開発スタック「.NET Core」、iOSアプリをWindowsのユニバーサルアプリに移植するツール「Windows Bridge for iOS」、コードエディタ「Visual Studio Code」、「Edge」のJavaScriptエンジン「Chakra」などをオープンソース化している。
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