毎年恒例、年末「SNS」大そうじ2015年版半径300メートルのIT(2/2 ページ)

» 2015年12月22日 07時00分 公開
[宮田健ITmedia]
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Googleは「プライバシー診断」を

 最後はGoogleです。Googleにはまず、「Googleユーザー情報」を見てみましょう。「https://aboutme.google.com/」をクリックしてみてください(図3)。

図3:Googleの「Googleユーザー情報」。他者が自分のプロフィールを見たときにどう表示されるかをチェックできる

 この一番下に「プライバシー診断」というものがあります。これをクリックすると、下記のようなウィザード画面が開きます(図4)。これを順にチェックしまして、自分に合ったプライバシー設定がなされているか、いま一度チェックしてみてください。

図4:プライバシー診断のスタート画面。自分のプロフィールをどこまで見せるか、YouTubeでの共有コンテンツとどう見せるか、広告の関連性をどうコントロールするかなどを設定できる

ところで、URLはちゃんとクリックできましたか?

 今回は主な3つのSNSにおいて、連携アプリやプライバシー関連の設定確認ができるURLを紹介しました。まずは、こちらの設定を定期的に見直せるようにしておいてください。この記事をブックマークしていただいてもかまいません。何度も見てくださいね(笑)。

 ところで。上記のURLをクリックして、何ごともなく設定画面が表示された皆さん。実は、ちょっとだけリスクがあります。何ごともなく設定画面にいけたということは、そのWebブラウザで常にSNSへのログインが行われているということになります。万一離席時に誰かがタイムラインを見て、投稿してしまったら――それも立派なリスクです。

 ここでハッとした方は、ぜひ「PCのロック」も合わせて設定してください。それこそが一番の、カジュアルなプライバシー対策になり得ます。もちろん、普段使っていないPCならば、SNSからの「ログアウト」を行っておきましょう。

 2016年こそ、あなたの“半径300メートルのIT”が安全になりますように。

著者紹介:宮田健(みやた・たけし)

デジタルの作法 『デジタルの作法』

元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め、趣味と仕事を公私混同しつつ日々試行錯誤中。

筆者より:

2015年2月10日に本連載をまとめた書籍『デジタルの作法〜1億総スマホ時代のセキュリティ講座』が発売されました。

これまでの記事をスマートフォン、セキュリティ、ソーシャルメディア、クラウド&PCの4章に再構成し、新たに書き下ろしも追加しています。セキュリティに詳しくない“普通の方々”へ届くことを目的とした連載ですので、書籍の形になったのは個人的にも本当にありがたいことです。みなさんのご家族や知り合いのうち「ネットで記事を読まない方」に届けばうれしいです。


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