GoPro、Microsoftと特許ライセンス契約を締結

ウェアラブルカメラのGoProがMicrosoftと「ファイルストレージその他の技術」に関する特許ライセンス契約を締結した。この契約で、GoProのカメラで長時間録画してもファイルが分割されなくなる可能性がある。

» 2016年02月08日 07時11分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは2月5日(現地時間)、ウェアラブルカメラメーカーの米GoProと協力的特許ライセンス契約を締結したと発表した。「ファイルストレージその他の技術」に関する契約としている。

 「Microsoftの個人向けウェアラブル技術のライセンスは、世界中のユーザーのためのソリューションを最適化したいあらゆる分野の企業から強く求められている」と同社は説明する。

 契約内容は非公開だが、米TechCrunchは、この契約には、Microsoftの「exFAT(拡張ファイルアロケーションテーブル)」ファイルシステムが含まれると報じた。このシステムを採用すると、FATシステムの1ファイル4GBという制限よりもサイズの大きなファイルをSDカードに保存できるようになる。

 GoProのカメラ(リンク先はPDFのスペック表)のほとんどはFATシステムを採用しており、録画しているファイルサイズが4GBを超えると自動的にファイルが分割されるようになっている。今回の契約で、このファイル分割がなくなり、便利になる可能性がある。

 gopro

 GoProが2月初頭に発表した2015年第4四半期の決算は、年末商戦での売り上げ不振もあって赤字で、7%の人員削減計画を発表している。

 gopro 2 第4四半期の売上高は前年同期より30%以上減少した

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