Facebookの「リアクション」、アルゴリズム上の“重さ”は「いいね!」と同じ

Facebookが、日本などで先行していた「リアクション」(「いいね!」以外の感情表現ボタン)の世界での提供を開始した。同社によると、「リアクション」がニュースフィードの表示アルゴリズムに与える影響は、たとえ「ひどいね」であっても「いいね!」と同じだが、将来変わる可能性もある。

» 2016年02月25日 07時06分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebookは2月24日(現地時間)、日本では1月から使えている「リアクション」を、米国を含む全世界で提供開始したと発表した。

 同社はまた、これらのリアクションがニュースフィードでの表示順位および広告配信に与える影響は、すべて「いいね!」と同じであると発表した。

 リアクションは、ニュースフィード上の投稿への反応を示す「いいね!」に加わった感情表現ボタン。「いいね!」を長押し(あるいはマウスオーバー)すると「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」の5種類が表示され、いずれかを選べる。

 reaction 1

 ニュースフィードに投稿が表示される順番は、Twitterのタイムラインのような逆時系列(新しい順)ではなく、Facebookが“ユーザーが最も読みたいと思うはず”のものをアルゴリズムで判断して優先させている。

 「いいね!」もその判断のための“重さ”の1つになっており、ユーザーの友達からの「いいね!」を多く獲得した投稿がニュースフィードの上部に表示されるようになっている。

 当面は、「いいね!」を含む6種類の感情表現ボタンのアルゴリズム上の重さは同じだ。

 reaction 2 各投稿に表示されるリアクション。右の数字は全リアクション数

 だが、将来は種類によって重さを変えることも検討するという。例えば「悲しいね」や「ひどいね」のような反応の多い投稿は、あまり表示されなくなるかもしれない。

 Facebookオーナー向けには近く、リアクションの種類別反応を確認するインサイト機能を追加する計画だ。

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