世論調査会社Morning Consultが米IT大手8社のCEOについての好感度を調査したところ、1位はFacebookのマーク・ザッカーバーグCEO、2位はAppleのティム・クックCEOという結果になった。知名度でもザッカーバーグ氏が抜きん出ている。
ネットでの世論調査を手掛ける米メディア企業Morning Consultは2月26日(現地時間)、米Appleが裁判所命令を拒否したことを契機に再燃しているプライバシーと国家安全保障のバランスをめぐる議論を背景に、この問題に関する広範な質問で構成するアンケート結果を発表した。
その中で、8人の米IT大手CEOについてどう思うかを尋ねたところ、最も知名度があり、かつ評価が高かったのはFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOだった。Appleのティム・クックCEOは2位で、3位にAmazon.comのジェフ・ベゾスCEOが続く。
以下、Microsoftのサティア・ナデラCEO、Googleを傘下に持つAlphabetのラリー・ペイジCEO(GoogleのCEOはスンダー・ピチャイ氏)、Teslaのイーロン・マスクCEO、TwitterおよびSquareのジャック・ドーシーCEO、Uberのトラビス・カラニクスCEO。
ザッカーバーグ氏については、調査対象の48%が好ましいと答え、21%は好ましくないと、31%は知らないあるいは知っているがどちらとも言えないと答えた。
クック氏については、39%が好ましい、17%が好ましくない、44%が知らないあるいは知っているがどちらとも言えないと答えた。
知名度でもザッカーバーグ氏が桁違いで、同氏を「知らない」と答えたのはわずか9%だった。クック氏は29%でベゾス氏と同じだ。他はいずれも30%以上が知らないと答えた。
ザッカーバーグCEOは好かれてはいるようだが、この結果は企業への信頼度とは一致しなかった。米12組織について「この企業(あるいは組織)に預けたあなたの個人情報は安全に守られていると思うか?」という質問では、Appleは米連邦政府の社会保障庁、Amazonに次ぐ3位で、Facebookは12組織中11位だった(最下位はUber)。
この調査はMorning Consultに登録する1935人を対象に、2月24日と25日の2日間に実施された。すべての調査結果はこちら(PDF、閲覧するには無料の登録が必要)で確認できる。
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