キヤノンITS、サイバー攻撃に“強い”UTMを中規模企業向けに発売

複数のセキュリティ機能を搭載し、独自設計による機器本体の攻撃耐性が高い点が特徴だという。

» 2016年04月20日 17時54分 公開
[ITmedia]

 キヤノンITソリューションズは4月20日、スウェーデンのClavisterが開発する中規模企業向けUTMアプライアンス製品「Clavister Wolfシリーズ」の2機種を5月11日に発売すると発表した。

 新製品は、ウイルス対策とスパム対策、侵入検知防御、Webフィルタリング、アプリケーション制御機能を搭載する。ラインアップは同時接続数50万とファイアウォールスループットが4Gbpsの「Clavister W20」と、同時接続数75万とファイアウォールスループットが6Gbpsの「Clavister W30」の2機種。従業員数150人から2000人規模の企業での利用に対応する。

Clavister W30

 キヤノンITソリューションズは2015年10月にClavisterと協業。ファームウェアにオープンソースを使わないことで脆弱性攻撃の影響を受けにくいことや、ファームウェアのイメージサイズが約17メガバイトと軽量であること、また、ディスクレス構造でハードウェアの障害が少ないことが特徴だとしている。

ファームウェアサイズのイメージ。攻撃を受けやすい範囲が小さいという

 製品価格はオープン。キヤノンITソリューションズでは今夏に日本語レポート機能なども提供するという。

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