地下鉄がワークスタイルを変える? 溜池山王駅と表参道駅に行ってみた平凡でもフルーツでもなく、、、

東京メトロで、「ちょっと変わる、ワークスタイル」という取り組みがあると聞いて立ち寄ってみました。

» 2016年04月28日 07時00分 公開
[佐々木康彦ITmedia]

この記事は佐々木康彦氏のブログ「平凡でもフルーツでもなく、、、」より転載、編集しています。


 東京メトロで、「ちょっと変わる、ワークスタイル」という取り組みがあると聞いて立ち寄ってみました。表参道と溜池山王の2つの駅です。

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 溜池山王の駅のほうは、銀座線のホームと溜池の交差点に近い改札口の付近に、こんなワークスペースが設けられています。

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 照明とコンセントとデスクがセットになっていて、傘や荷物をかけておくフックも設置されています。

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 ある程度電車や人の行き来が感じられるよう、すきまを持った作りになっているのは、駅構内ならではの配慮という印象です。

 デスクの大きさが分かる写真を撮ってみました。VAIO-ZとiPad Mini、iPhoneをテーブルに載せた状態です。

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 この写真から、Ultrabookで作業するとデスクの面積が少し足りない感じなのがおわかりいただけるかと思います。私はマウスも使いたい派なので、この広さだとちょっとつらいところです。

 ただ、タブレット端末やスマホを操作する分には十分なスペースと仕切りがあり、それなりのプライベート空間の中でメール処理をしたりできるのはいいところ。電源が設置されていることも含め、出歩くことが多いビジネスパーソンには一定の利用価値があると思います。

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 こちらは表参道のホームに設置されたベンチの写真。

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 こちらは、半蔵門線と銀座線のホームの端っこにあるため、ここまで足を伸ばす人がいるかは正直、疑問なところです(ベンチとして普通に使われると思いますが)。

 この写真を撮影しているときに、「ここで仕事したいとは思わない」という声が聞こえてきたりしました。確かに、人それぞれ印象や感じ方は異なるだろうなと思います。

 ただ、出先でコンセントや公衆無線LANを使うためには、これまでカフェに入るくらいしか選択肢がなかったことを考えると、公共交通機関の施設内で電源とWi-Hi利用ができることのメリットはゼロではないと思います。

 このような移動時間にメールの返信をしなくて済むようにするのが、ワークスタイル変革ではないか――と思う、今日この頃ではありますが、こうしたプロジェクトを実施して得られた知見はきっと無駄にはならないだろうと思います。アンケート結果などを含めた実施結果が気になるところです。

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