一方でSlackの絵文字を作成するのは、けっこう面倒です。サイズの制限(128×128ピクセルで64Kバイト)もありますし、なかなかしんどい。しかし、先述のように既に登録されている絵文字を“流用”してしまえば、サクサクと絵文字を拡充できるわけです。
絵文字を登録するには、Slackの左上からメニューを開いて、“Customize Slack”をクリック。“Choose a name”に絵文字の名前を入れ、登録したい画像を選び、保存するだけ。これまた簡単です。
このサービスを作ったのは、シンジといちぴー(高橋慎一)です。いつもの通り、シンジがふと思い付いて、その気まぐれに乗っかってきたのが、PHPカンファレンス関西の実行委員長を務める“ハイパーウルトラエンジニア”のいちぴーでした。Slackのやりとりから実働約3時間で実装したというから驚きです。
Chat Emoji Partyは、「フルAWSでサーバレスアーキテクチャ」なのが特徴です。httpsで暗号化通信をしているもの、APIキーはKMS(AWS Key Management Service)でさらに暗号化しています。Amazon SNSを使っているのは、証明書発行がメール認証なので、そのためだけにSNSを使ったもの。実は普段は何もしていません。
ちなみにこれ、最初は「Slack Emoji Matrix」という名前で作成して、各所に宣伝しまくり(自作自演ですみません)。ついでにSlackにもレビューしてもらいました。その後、Slack社から「弊社が作ったサービスだと利用者が誤解してしまう可能性がある」という指摘が入り、ドメインから全部作り直して“chat-emoji.party”に落ち着いたというわけです。
日本は絵文字文化が発展している国なので、Slackの絵文字をより使いやすく、楽しく使えればもっと面白くSlackを使えるはずです。Slackは、エンジニアのツールだと思われている節もありますが、全然そんなことはなく、弊社の女子たちは絵文字を活用して会話を広げています。
既に何社か登録もしてもらっています。ぜひ“Chat Emoji Party”で、Slackをより活用してくださいませ。
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