Intelが、長年のライバルで7月にソフトバンクが買収すると発表したARMの設計ベースのSoCを自社の10nmプロセスで製造すると発表した。Intelは4月の大規模リストラの際、モバイルプロセッサ「Atom」の開発を中止すると報じられている。
米Intelは8月16日(現地時間)、英ARMとの提携により、Intel Custom Foundryの10nmプロセスでARMベースのSoCを製造すると発表した。その一環として、ARMの「Aristan Physical IP」の設計も利用可能にする。
これにより、これまでモバイル向けプロセッサ市場で後れを取ってきたIntelは、例えばAppleやQualcommなどに向けたプロセッサを製造できることになる。
まずは韓国LG ElectronicsがIntelのCustom FoundryでARMベースのモバイルSoCを製造するという。
ARMは、ソフトバンクが3.3兆円で買収すると発表している(9月にも買収が完了する見込み)。
Intelは4月、大規模リストラを発表した際、モバイル向けプロセッサ「Atom」の開発を中止したと報じられている。
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