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» 2016年08月30日 11時00分 UPDATE

書いた場所や日時が分かるデジタルペン、ワコムとタグキャストが開発

ワコムと屋内位置情報サービスを開発するタグキャストは、位置情報が分かるデジタルペンの開発で提携する。出先で記したメモや旅先で描いたスケッチがいつどこで書かれたか分かるようになるという。

[ITmedia]

 ワコムとタグキャストは8月26日、ワコムのデジタルペンとタグキャストのビーコンを用いた屋内位置情報発信技術を連携させるために提携すると発表した。

 デジタルペンとビーコンの連携には、タグキャストが提供するSDKを用い、Bluetoothで通信することが可能になるという。これによりデジタルペンで書いた文字や画像(デジタルインク)に位置情報を埋め込むことができるという。

 出先で記したメモや旅先で描いたスケッチがいつどこで書かれたものかを判別したり、位置情報と連動した店舗ごとのクーポンやアンケートフォームなどのコンテンツを表示装置に映すといったIOTを活用したさまざまな用途への応用もできると説明している。

Photo ワコムのデジタルペンとタグキャストの屋内位置情報発信技術の連携イメージ

 ワコムは、OSやハードウェア、アプリケーションなどの垣根を越えて互換性を気にせずに共有・編集できるデジタルインクの技術「WILL(Wacom Ink Layer Language)」を推進しており、モバイル機器やクラウド環境の進展によってデジタルインクにさまざまな情報を埋め込むことで付加価値を追加していくことを目指しているという。

 またタグキャストは、「屋内位置情報」を未来の都市空間インフラの一つとして位置付け、その基盤となるビーコンに関する基本特許を取得している。このビーコンから発信される位置情報は、数センチ単位での位置関係、高さ(建物の何階かなど)を読み出せるという。これまでに、施設内で任意の空間の位置情報を発信する「電池ビーコン」や、LED電球と一体化した「LEDビーコン」、特定テーブルごとに位置情報を発信するシート状の「ペーパービーコン」(帝人との共同開発)などを実用化している。さらにビーコンの管理やビッグデータの分析を行うクラウドサービスも提供しており、ビーコンにより収集した情報を多面的に活用することも視野に入れているという。

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