TeleBeautyは2016年9月から11月の3カ月間、日本マイクロソフトの女性社員100人が試験運用を実施するとともに、テレワークを推進する「働き方改革週間2016(10月17日〜10月21日)」において、賛同企業に積極的に提案するという。
日本マイクロソフトでは、ワークスタイル改革に取り組んでから数年がたち、交通費が20%削減できたり、女性の離職率が40%減るなど、さまざまな成果が出ているそうだ。
「マイクロソフトがワークスタイル改革にパッションを持って取り組んでいるのは、それだけの“うまみ”があるから。生産性も上がり、残業時間や女性の離職率も減っている。場所を問わず、組織を超えたコラボレーションができるように、今後さらにワークスタイル改革を進めていく」(日本マイクロソフト 執行役員常務 織田浩義氏)
TeleBeautyのような取り組みは、マイクロソフトも始めてで、欧米の人々に説明すると「Cool」という反応をされると織田氏は話す。
「テレワークについては欧米の方が進んでいる部分が多いが、この取り組みを話すと『Cool』という反応をされる。日本らしいCoolなテレワークを進め、新しい働き方を浸透させていきたい。資生堂とともに革新を進めていければ」(織田氏)
試験運用終了後の展開は現時点では未定で、働き方改革週間での反響を見てから考えるとしているが、「Skype for Business以外のオンライン会議でも使えるようにしたり、実証実験を重ねたりして、利用者に役立つ展開を検討する」(片岡氏)という。
片岡氏によると、TeleBeautyは男性でも使えるそうだ。肌の色を調整し、血色が良いように見せられるため、「特に二日酔いの時にオススメ」とのこと。実際に記者も試してみたが、顔の色が明るくなると確かに印象は変わる。こうしたアプリが普及すると、商品が売れなくなるのではないかという声も社内から出たそうだが、ビジネスチャンスを広げる可能性の方が大きいと考えているようだ。
「デジタル上で自分の美しさを再確認し、実際のメーキャップへの興味関心が高まると考えている。シミュレーションで新たなパターンを発見することで、新しい色へのチャレンジしたいと思うユーザーもいるはず。女性が楽しく働けるようになることで、実購買に結び付くと考えている」(資生堂 執行役員 副島三記子氏)
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