注目はAI、IoT、デジタル変革、働き方改革――ITベンダー各社のトップメッセージ2017年の年頭所感(2/5 ページ)

» 2017年01月05日 13時30分 公開
[ITmedia]

NTTコミュニケーションズ

 本年も引き続き、自らの変革を進め、お客さまの「Transform. Transcend.」に貢献できるよう邁進して参ります。主な取り組みとしては、更に柔軟で俊敏なICTを実現するキーテクノロジー、Software Defined技術を活用したSD-WAN、SD-Exchangeなど新サービスを順次展開していく予定です。またB2B2X型のビジネス連携を更に拡大し、お客さまとともに新たなビジネスに挑戦し、価値を創り出していきたいと考えております(庄司哲也代表取締役社長)。

インターネットイニシアティブ

 企業における情報システムは、いまやクラウドが前提となり、日々の企業活動においてもビッグデータやIoTを活用した新たなビジネスへの取り組みが始まっています。そのような市場環境の中で、IIJグループは、デバイスから、クラウド、ネットワーク、セキュリティまでをトータルに提供できる技術力と提案力を強みに、事業を拡大してまいります(勝栄二郎代表取締役社長)。

ソフトバンクグループ

 IoTの本格的な到来により、インターネットにつながる多種多様なデバイスは今後爆発的に増え続け、そこから生まれるビッグデータも加速度的に増え続けていきます。また、「シンギュラリティー」を迎えれば、ビッグデータなどの分析により人間の知性では思いもつかなかったアイデアや知恵が生み出され、いずれ人類に貢献する「超知性」も誕生することになることでしょう。この流れは世界的かつ不可逆的なもので、パラダイムシフトは近年加速しています。既にソフトバンクグループには、このパラダイムシフトに向けて重要な役割を担う事業会社がたくさんあります。有望なテクノロジー企業への投資を進めることで、出資先企業の発展を通じて社会へ貢献し、情報革命を加速させていきます(孫正義代表)。

NTTデータ

 2016年は、Brexitや米国大統領選挙など世界を揺るがすサプライズがありました。グローバル市場でビジネスを行う企業として、2017年もこのような世界情勢を注視し、影響を把握した上で、その変化に適応していきます。一方、ITにおいてはIoT、ロボット、AIの活用とともに、2017年は自動運転、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)、ML(機械学習)などへのIT投資の動きがさらに加速していくと見込まれます。日本の社会インフラをITの面から支えてきたNTTデータとして、これを事業成長の機会と捉えて、社会の変革と成長に貢献していきたいと考えています(岩本敏男代表取締役社長)。

伊藤忠テクノソリューションズ

 IoT、AI、FinTechを中心としたデジタルトランスフォーメーションが進行し、新たなITサービスが次々と生み出されています。まだ多くは実証段階にとどまっていますが、今年はいよいよ実践に突入するでしょう。一方で、朝型勤務の奨励施策に続き、昨年は「働き方変革」を第2フェーズに押し進めました。新しいテクノロジーに対する姿勢やオフィスの概念にまで踏み込んで働き方の転換を図ります。Agile Workstyle、これが柔軟で機敏な働き方を表す今年のモットーです。2017年、中期経営計画の最終年度を迎えるにあたり、3つのシフトを仕上げて成果を出し、ITを通して夢のある豊かな社会の実現に貢献していきます(菊地哲代表取締役社長)。

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