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» 2017年01月16日 13時00分 UPDATE

Weekly Memo:基幹システムのクラウド化に欠かせない「3つの要件」 (1/2)

企業の基幹ITを支える「エンタープライズクラウド」に求められる要件は何か。日本オラクル幹部が挙げた3つのポイントとは――。

[松岡功,ITmedia]

エンタープライズクラウドへの移行の動きに手応えあり

 前回の本コラムで、2017年のエンタープライズIT業界動向として「企業の基幹系システムのクラウド化が本格的に動き出す」と予測したが、実際のビジネス現場での感触はどうなのか。さらに、企業がエンタープライズクラウドへ移行する際に求められる要件とはどのようなものか。

Photo 日本オラクル執行役員クラウド・テクノロジー事業統括Fusion Middleware事業本部長の本多充氏

 この問いに対し、これまでデータベース製品を中心に多くの企業の基幹ITを支えてきた日本オラクルで執行役員クラウド・テクノロジー事業統括Fusion Middleware事業本部長を務める本多充氏が取材に応じてくれた。

 同氏はビジネス現場での感触として、「年末年始にお会いしたお客さまのお話からも、今年は多くの企業でエンタープライズクラウドへの移行の動きが本格的に始まるという手応えを強く感じている」と、筆者の予測が的外れでないことを証明してくれた。

 では、企業がエンタープライズクラウドへ移行する際に求められる要件とは何か。同氏は次の3つのポイントを挙げた。

 まず1つ目は、基幹系処理に耐えうるクラウドであることだ。ミッションクリティカルな基幹系処理に耐えうるために最も求められるのは、高信頼な可用性であり、拡張性である。

 本多氏によると、「Oracleのデータベースがこれまで多くの企業の基幹ITに利用されてきた重要なポイントとして、可用性や拡張性を実現するOracle RAC(Real Application Clusters)という製品を装備できることが挙げられる。クラウドでもRACのような機能があってこそ、エンタープライズクラウドだと考えている。Oracleのクラウドは当然この機能を装備している」という。

 2つ目は、IaaS、PaaS、SaaSのどこからでも始められるクラウドサービスであることだ。これは、後発ながらこの数年でこれら全てのレイヤーのクラウドサービスを整備してきたOracleならではの考え方といえる。

 本多氏はこの点について、「エンタープライズクラウドはIaaSやPaaSだけでなく、SaaSも含めてトータルで企業の基幹ITを支えるものである。そのためには、基幹IT、さらには企業活動の全てに必要なピースが少しでも欠けていては、お客さまのニーズに応えることができないというのが、Oracleの考え方だ」と説明した。

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