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» 2017年02月01日 10時00分 UPDATE

最新技術を取り入れ、新たな挑戦に乗り出す――医療機器商社ムトウがレノボのハイパーコンバージド・システムを選んだ理由

「トラブルがなければシステムインフラの乗り換えは避けたい」――こんな風に考えるIT部門が多い中、新たなテクノロジーであるハイパーコンバージド・システムを積極的に採用し、柔軟性が高く将来的にも安心できる仮想化サーバインフラを手に入れたのが、医療機器商社大手のムトウだ。

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複数サーバの効率的な運用を目指して仮想化サーバ活用を開始

Photo ムトウ 情報システム事業本部 副部長 山口謙吾氏

 1918年に創業し、医療機器、理化学機器、病院設備などの医療機器の卸売事業を手広く展開しているムトウ。同社は地域に根付いたビジネスを日本全国で展開し、医療機器商社として国内最大の規模を誇っている。

 ムトウが扱う商材は30万点以上にのぼり、業務を遂行する上では、ITによる効率化が欠かせない。その一方で、医療分野というビジネスの性格上、ITシステムには高い安定性と信頼性も求められる。

 「加えて、ITシステムの柔軟性も求められるのです」――。こう話すのは、ムトウ 情報システム事業本部 事務部 事務管理課 担当課長の多賀泰彦氏だ。顧客である病院の医師からは、過去に販売した機器の情報などを求められることも多く、その際に、「いかに迅速に顧客の要望に応えられるか」という点も、ITシステムの重要な役割だという。

 ムトウではこうしたリクエストに対応するため、ITシステムを基幹系と情報系の2つに分けて運用している。基幹系システムでは堅牢で信頼性の高い処理を実現し、情報系システムでは俊敏性と柔軟性を提供する。「情報系では必要なデータを抽出し、素早く提供できるよう、前工程となるデータ加工などを含め、幾つかの処理を複数サーバで動かしています」――。同社のシステムについて、こう説明するのはムトウ 情報システム事業本部で副部長を務める山口謙吾氏だ。

 情報提供のために、その都度専門技術者がSQLを記述し、基幹系システムからデータを抽出していては、作業に膨大な手間と時間がかかってしまう。それを避けるために、基幹系からデータをあらかじめ抽出し、情報系のオープンなシステムに持つようにする――。ムトウでは、このような仕組みで、現場担当者でも簡単に必要な情報を取得できるようにしている。

 とはいえ、現場からは多様な要望が次々と出てくる。その要望に対応した結果、同社では複数の情報系システムのサーバを運用するようになっていた。増えてしまった情報系サーバを、物理サーバで用意しつづけるのでは、運用管理の手間もコストもかさんでしまう。そこでムトウは、情報系システムのインフラに、いち早く仮想化サーバを導入した。

 仮想化サーバでは、情報系だけでなくグループウェアも動かしているという。グループウェアは長く利用すれば陳腐化し、より使いやすい仕組みに入れ替えることになるが、その際、しばらくは並行して旧環境も稼働させておきたいというニーズがある。それに対応できるのも仮想化サーバの利点だ。

 「今はメールもセキュリティ監査の対象です。そういった面からも、旧システムを容易に残しておける仮想化サーバにはメリットがあります」(多賀氏)

ハイパーコンバージド・システムによる仮想環境構築への挑戦

Photo ムトウ 情報システム事業本部 事務部 事務管理課 担当課長 多賀泰彦氏

 ムトウでは、この仮想化サーバの環境を5年ほど前から活用してきている。2016年にハードウェアのリースアップ期限が迫ったとき、これまで大きな問題もなかったことから、当初は既存のハードウェアを増強し、6年目以降も同じシステムを継続して使う計画を立てていた。しかし、その一方で、さらなる仮想化サーバ活用の構想もあったという。

 「情報系のデータ参照だけでなく、使いやすいユーザーインタフェースのシステムを仮想化サーバで構築し、新たにデータエントリーの仕組みも動かしたいと考えました。そのためには、追加でアプリケーションサーバを立ち上げる必要があり、現状への増強だけではリソースが足りなくなると予測されました」(山口氏)

 また、仮想化サーバの環境で鍵となるのはディスクだと多賀氏は指摘する。「CPUやメモリなどを増強できても、6年使ったディスクで大丈夫なのか、7年目以降は厳しいのではないか。ならば入れ替えるべきなのでは――と考えたのです。それに最新技術を取り入れ、新しいチャレンジをしたいという思いもありました」(多賀氏)

 そこでムトウでは、新たな仮想化サーバのインフラをどうすべきか、SIベンダーのユーザーサイドに相談する。ムトウのリクエストは、「10ギガの高速ネットワークを活用できること」「性能、信頼性の高いディスク装置であること」、さらに「将来性のある新しいテクノロジーを採用していること」の3つで、これらを満たすものとしてユーザーサイドが提案したのが、ハイパーコンバージド・システムだった。

Photo ユーザーサイド 代表取締役社長 那須伸二氏

 ムトウでは2016年の4月頃から新たな仮想化サーバのインフラ選定が始まり、ユーザーサイドはまず、従来利用していたA社とB社のハイパーコンバージド・システムを提案した。当初は7月頃までに選定を終える予定だったが、8月に新たにNutanixをレノボのインテル® Xeon® E5-2600 製品ファミリーを搭載したサーバにプリインストールしたハイパーコンバージド製品、「Lenovo Converged HX シリーズ」が出ることが分かり、急きょ「Lenovo Converged HX シリーズ HX5510」も提案に加えられた。

 ユーザーサイドは、ムトウとはビジネス上の付き合いが長い。ユーザーサイド 代表取締役社長の那須伸二氏は、「彼らが新しいテクノロジーに積極的なのは分かっていたので、レノボとNutanixを組み合わせた、最新テクノロジーも提案すべきと考えました」と話す。

ムトウが既に決定していたB社採用をやめ、レノボを選んだ理由

 しかしながら、2016年9月の段階で提案資料などを比較した結果、B社のハイパーコンバージド・システムの採用がほぼ決まっていた。とはいえスペック表などだけでは分からない点を確認するため、ムトウではB社とレノボの両社からデモ機を借り実機検証を行うことにした。

 検証の結果「実際の管理面で、現状のムトウのやり方に合っていたのがレノボとNutanixのハイパーコンバージド・システムである、Lenovo Converged HXでした」と多賀氏。B社のシステムは、仮想化の管理画面にストレージの管理画面が追加されたような構成で、仮想化サーバの管理画面からディスク状況が見えにくく、ムトウの管理方式ではディスク障害に気付きにくいことが懸念された。

 一方、Lenovo Converged HX の管理画面では、どこに問題が発生しているかが一目で分かった。問題箇所からドリルダウンで詳細も確認でき、必要であれば他の管理画面ともスムースに連携できる。「Lenovo Converged HXの集中管理システムには適度な透過性があり、システムの可視性も高い。ここは評価できる大きなポイントでした」と山口氏は言う。

 また、レノボの検証時のサポート体制も評価が高かった。デモ機設置の際にも、現地にレノボのエンジニアがやってきてすぐに対応した。「その手際は、鮮やかでした」と多賀氏。また「レノボのエンジニアの方が迅速に対応してくれ、提案したわれわれとしてもかなり助かりました」と話すのは、ユーザーサイド営業部の大谷麟太郎氏だ。

Photo ユーザーサイド 営業部 大谷麟太郎氏

 「レノボの対応の早さと正確さは、提案側からも信頼がおける。他の海外ベンダーと比較してもレノボでは各種技術資料などの日本語化も進んでおり、そんな点からも安心感は高かったです」(大谷氏)

 「ユーザーサイドはマルチベンダー対応の会社ですが、レノボには圧倒的な信頼感があります。手厚いサポートがある上にスピード感もあります。うちの案件では、提案と対応のスピード感で、レノボが断トツな存在だったと思います」(那須氏)

 技術的には大丈夫だと理解していても、新たなテクノロジーの提案にはやはり不安な面もある。そんなときに、スピード感を持ってメーカー技術者が直接対応してくれるレノボは、SIの立場からも協業しやすかったという。「『現場の安心感』は、提案時に大きな差になると実感しました」(那須氏)

設置に1日、50台の全サーバ移行も1週間で完了

 今回、Nutanixの技術を活用したハイパーコンバージド・システム「Lenovo Converged HX シリーズ」を導入したことで、「増設も縮退も容易で、スモールスタートできるハイパーコンバージド・システムには、将来的なメリットの大きさを感じています」と多賀氏。

 「仮想化サーバの入れ替えは今回が初めてでしたが、切り替えも極めてスムースでした。5年後にもレノボとNutanixの組み合わせである 「Lenovo Converged HX シリーズ」であれば、より良い更新の選択肢が確実にあると判断できました」(山口氏)

 5年前に仮想化サーバの環境を構築した際には、サーバが届いてからラッキングして各種設定を行い、調整が済むまでに2週間ほどの時間がかかった。それが「Lenovo Converged HX シリーズ」の設置には、1日しかかからず、設置が終了したその日のうちに、一部の仮想化サーバは新しい環境に移行もできた。「これには正直、かなり驚きました」と山口氏。設置後1週間ほどで、50ほどの仮想化サーバの移行は全て終了したという。移行作業では、ユーザーサイドもサポートを行い「まさに社名通りのユーザー視点に立った対応をしてもらいました」と山口氏は評価している。

 今回、4台の「Lenovo Converged HX 5510」を導入したムトウでは、まずはこの新たな環境での安定した運用を目指している。その上で、スペック的にはかなり余裕があるので、3台で本番機を構成。残り1台をバックアップとし、災害対策の仕組みの構築を目指す考えだ。レノボには、ハイパーコンバージド・システムで、どのような災害対策構成にすれば効率がいいのか、その参考となる事例情報の提供などに期待している。

 さらに新しいNutanixのハイパーコンバージド基盤である「Acropolis」を、使いこなすための情報も集めたいと話す。「技術者としては、ムトウでいち早く新しいAcropolisを使いこなしていますと、ちょっと自慢したい気持ちもありますから」と山口氏。レノボとユーザーサイドの新たな提案に期待を寄せている。

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提供:レノボ・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2017年3月31日

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