Facebook、虚偽ニュース対策の「問題あり」フラグを米国で開始

Facebookが虚偽ニュース拡散対策の一環として、昨年12月に予告していた「Disputed」フラグの表示をまずは米国で開始した。ヘルプページによると、日本では「問題あり」と表示されるようになるようだ。

» 2017年03月06日 07時50分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebookは、サービス上で虚偽ニュースが拡散することを防ぐための対策の一環として、第三者機関が虚偽と判断した記事をシェアすると「Disputed(日本では「問題あり」)」と表示する機能を、まずは米国で“ローリングアウト”した。米Gizmodoなどが3月3日(現地時間)に報じた。

 Facebookのヘルプページによると、この機能は日本ではまだ適用されていないが、日本では「問題あり」と表示することは決まっているようだ。

  disputed 1 Facebookのヘルプページ

 同社昨年12月にこの対策について予告した。

 記事を「問題あり」と判定するステップは2段階。まずFacebookのユーザーが虚偽であると報告する。それについて、外部の独立したサードパーティーのファクトチェック(事実確認)機関Poynter加盟組織が審査する。複数の組織が虚偽だと判定した場合、その記事はタイムライン上で「問題あり」と表示されるようになる。

 「問題あり」と表示された記事はシェアすることはできるが、シェアしようとすると以下の画像のような警告が表示され、それでもシェアすると投稿に「問題あり」が表示される。

 disputed 2 「問題あり」な記事をシェアしようとすると表示される警告

 本稿執筆現在、Facebookからはこの機能についての発表はまだない。

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