QualcommがMicrosoftと協力して開発したARMプロセッサ搭載のクラウドサーバの仕様をOCPに提供した。MicrosoftはOCP Summitでこのサーバで稼働する「Windows Server」を披露した。
米Microsoftは3月8日(現地時間)、米カリフォルニア州サンタクララで開催のOCP(Open Compute Project) Summit 2017で、ARMベースのサーバで稼働する「Windows Server」を発表した。
同社は、米Qualcommや米Caviumを含む多数のARMプロセッサメーカーと協力し、自社のデータセンター向けにARMサーバを最適化してきたという。
同社はその成果を「Project Olympus」の下、OCP Summitで披露した。Qualcommは10nmプロセスを適用したARMサーバプロセッサ「Centriq 2400」搭載のマザーボードを発表し、このマザーボード搭載サーバの仕様をOCPに提供した。
MicrosoftとQualcommは、様々なクラウドワークロードをQualcomm Centriq 2400搭載サーバ上の「Microsoft Azure」で稼働させることを目標にしている。
Qualcommはまた、OCPにゴールドメンバーとして参加したことも発表した。Microsoftは2014年にOCPに参加している。
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