2015年のSXSWで行われた人気テクノポップユニットPerfumeのパフォーマンスは、ライゾマティクスの真鍋大度氏とのコラボで行われ、印象に残るものでした。当日の様子はライブ配信もされ、世界中の人々が現実とバーチャルの世界の融合したパフォーマンスに驚嘆したものです。
実は、このパフォーマンスは、当時日本から“観戦”していましたが、まさにデジタルとアートの融合を予感させるものでした。ライゾマティクス 真鍋大度氏によると、Perfume自身がスクリーンを動かし、スクリーンの上にはセンサーが付いていて、上からカメラでスクリーンの位置を観測しつつ、スクリーンの動きに合わせて映像を投射していた模様。カメラワークにはAR技術を使い、マーカーが付いた対象物に映像がついてくる仕掛けだったらしいです。
SXSW 2017では、ヨーロッパからはドイツやフランスに加え、EUが欧州連合としてイベントを開催するなど世界各国が参加していました。
数年前には「SXSWって何?」という感じであったわが国も、日本ブースを構えるまでに成長。同じアジアからは大韓民国もブースを構えていました。
有名どころでは、自動車のマツダや、McDonald's、Budweiserなどがスポンサードをしていました。マツダは試乗体験を提供し、Budweiserは売り出し中の「Bud Light」を露出。毎日参加者にBud Lightを1本提供する大盤振る舞いの対応でした。
これから数回にわたって「SXSW観戦記」と題してレポートしていきたいと思います。
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